この一年・・・

お題「#この1年の変化

 

普通の会社の普通の休憩室。

今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

 

波野人「お疲れ!!」

只野人「お疲れ様。」

 

波野人「ねぇねぇ、コロナっていつくらいから始まったんだっけ?」

只野人「もう一年たったんじゃない?」

波野人「早いもんだよね~。最初は中国だけかと思ってたけどあっという間に広がったよね。」

只野人「うん。クルーズ船とかもで大騒ぎしてたけど、結局それ以外からも広がったもんね。」

 

波野人「なんかさ、ここ一年どうだった?」

只野人「・・・どうだったって言われてもね。」

波野人「いや!なんかこれだけ環境変わると、思うところあるでしょ!」

只野人「いきなりマスクと消毒液が品切れになって、転売でバカみたいな値段付ける奴が現れたり、繁華街から人が消えたり、大人数でやるイベントがなくなったり、人のあら捜しする暇人が出たり・・・。」

波野人「転売ヤーとか自粛警察とか?」

 

只野人「うん。人の足元見る人と、人の気持ちを考えられない人。」

 

波野人「でもさ、買う人がいるから売るわけでしょ?」

只野人「でもその人たちが買い占めなければ在庫はそこまでなくならないわけでしょ?」

波野人「まぁ、それはそうかもしれないけど・・・。」

只野人「本当に必要な人は買えない。でも、人の弱みに付け込む暇な人は大量に持ってる。」

波野人「暇な人?」

只野人「毎日朝から店に並んで買う暇がある?」

波野人「ない。」

 

只野人「でも、それはそれで幸せなことかもしれないんだよね。仕事なくならなかったわけだし。もしかしたら、その暇な人は仕事がなくなった人かもしれないし。」

波野人「それは確かに。」

只野人「うちの会社はコロナ流行りだしても給料も仕事量も変わらなかったもんね。」

波野人「会社潰れたり、仕事が激減したりって人たくさんいるんでしょ?」

只野人「そうみたいだね。国や自治体が補償してくれた業種はいいかもしれないけど、そうじゃなかったり、補償内容が実態にそぐわなかったりして、立ち行かなくなった人たちもいるみたいだもんね。」

 

波野人「足るを知る・・・か。」

只野人「!?」

波野人「なに?」

只野人「そんな言葉知ってたの?」

 

波野人「世界で一番貧しい大統領の好きな言葉なんだよね~♪」

只野人「その言葉、僕もすごく好きだから、君が知ってるのは意外だった。」

波野人「知ってて悪いですか。」

只野人「悪くはない。」

 

波野人「だってさ、食うに困らず、着るに困らず、寝る場所もある。こんなご時世だもの。普段バカなことばっかりやってる自覚はあるけど、少しは考えるよ。」

只野人「足るを知る。本当にそうだよね。仕事も無くならなくて、給料もらえて、住む場所もあって、贅沢ではないにしても食べるものにも困らない。」

波野人「こんな状況だから本当にそう思う。」

 

只野人「で、そんな時に自粛警察出現。」

波野人「多分自分の生活には困ってない人のような気がする。」

只野人「僕もそう思う。」

波野人「自粛警察の的になる人達って、別に感染症が広がってもいいって思ってるわけじゃないと思うんだよね。」

只野人「うん。やむを得ず営業を続けてる人の方が多いんじゃないかと思う。」

波野人「どっちかというと、インタビュー映像で見たパチンコ屋さんに並んでたお客さんの方がやばいと思った。」

只野人「どんな人?」

波野人「僕は死んでもいいんですよ!!って感じのこと言ってた人。」

只野人「あ~、感染してもいいから遊びたいってこと?」

波野人「そんな感じだった。自分のことしか考えてないな~って。」

只野人「でも、難しいところだよね。その人マスクしてた?」

波野人「どっちだったかな~?してたようなしてなかったような。」

 

只野人「もしマスクしてて、ちゃんと消毒してパチンコしてたらそれでもやばいと思う?」

波野人「でも、ただ遊びたいだけでしょ?」

只野人「もしその人が経済を回すためにパチンコしよう。って思ってたら?もしくは、お客さんが少なくなってしまった自分の大好きなパチンコ店に少しでも協力したいって思ってたら?」

 

波野人「みんながみんな自己中ってわけではないってこと?」

只野人「まぁ、自己中な人もたくさんいるとは思うけどね。」

 

波野人「飲食店、観光業、旅館、航空、鉄道とか大打撃受けてるんだよね?」

只野人「うん。その関連産業もね。」

波野人「なんか協力できないもんかな?」

只野人「とにかく、収入がないと生活できないから、少しでもお金をそういった産業に使うことが一番の協力なのかなと思う。」

波野人「でも、コロナウイルスは人が動くと広がるわけでしょ?」

只野人「うん。人が動いて、人が集まって、何かをすればウイルスは感染する確率上がるよね。」

 

波野人「じゃあ、どうすればいいんだろ?」

只野人「これは僕の個人的な意見だけど、国が影響のある業種をしっかり補償して、中途半端じゃなくて、一度ロックダウンくらいの厳しい施策をやるべきだと思う。少し減ったら緩めるみたいなことやってたら、減ったら増えるの繰り返しだと思うし、それを繰り返してる間に強烈な変異種が出てきたらそれこそ収集がつかなくなるんじゃないかな?毒性が強くて、致死率が恐ろしく高くて、感染力の強いウイルスになったらどうする?」

波野人「それは怖いね…。」

只野人「総理大臣とか、高級官僚とか、国民に自粛して欲しいなら自分たちが率先して自粛して欲しいと思うよ。」

波野人「示しがつかないもんね。」

只野人「ただでさえ、自粛してくださいって呼びかけが多くなりすぎて、みんな慣れてしまってるわけだし、ここでもう一度厳しくしなきゃいけないのなら国のトップがそんなことしてて一体だれが言うこと聞くのかな?って思ってしまう。」

 

波野人「それは言えてると思う。」

只野人「一気に片付けないといつまでも片付かないんじゃないかなって思う。」

波野人「いつにも増して熱いね。」

只野人「この一年本当にそう思ってたからね。」

 

波野人「早く前みたいに、好きなところに好きな時に行ける状態になって欲しいよね。」

只野人「本当にそう思うよ。」

波野人「そうじゃないと僕の推してる地下アイドルのライブも再開しないんだよ。」

只野人「普段なら冷たくあしらうとこだけど、色々なイベントも中止になったりしてるし、そういうイベントがいつも通り開催できる状態に早くなって欲しいね。」

波野人「心からそう思うよ。」

只野人「そんな中で普通に仕事できてるんだから、そろそろ仕事に戻ろうか。」

波野人「うん。頑張ろうかな。」

只野人「珍しいね。仕事頑張ろうって言うの。」

波野人「たまにはね。」

只野人「さ、仕事仕事。」

 

 

※この一年、たまたま仕事もなくならず、生活に困ることもなく暮らして来れました。

副業は大打撃を受けましたけど、本業は影響を受けなかったので普通に暮らして来れました。ゆとりがある人はゆとりがない人にできる協力をして、みんなで力をあわせてこのコロナ禍を乗り越えていけたらいいなって思ってます。

本当に、国政に携わってる人達にはこの難局をどうにか上手く乗り切る方策を考えて欲しいと思いますし、自分にできることはやろうと思ってます。

なんとか、少しでも早く前みたいに何も気にせず普通に生活できる状態になったらいいですよね。