この一年・・・

お題「#この1年の変化

 

普通の会社の普通の休憩室。

今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

 

波野人「お疲れ!!」

只野人「お疲れ様。」

 

波野人「ねぇねぇ、コロナっていつくらいから始まったんだっけ?」

只野人「もう一年たったんじゃない?」

波野人「早いもんだよね~。最初は中国だけかと思ってたけどあっという間に広がったよね。」

只野人「うん。クルーズ船とかもで大騒ぎしてたけど、結局それ以外からも広がったもんね。」

 

波野人「なんかさ、ここ一年どうだった?」

只野人「・・・どうだったって言われてもね。」

波野人「いや!なんかこれだけ環境変わると、思うところあるでしょ!」

只野人「いきなりマスクと消毒液が品切れになって、転売でバカみたいな値段付ける奴が現れたり、繁華街から人が消えたり、大人数でやるイベントがなくなったり、人のあら捜しする暇人が出たり・・・。」

波野人「転売ヤーとか自粛警察とか?」

 

只野人「うん。人の足元見る人と、人の気持ちを考えられない人。」

 

波野人「でもさ、買う人がいるから売るわけでしょ?」

只野人「でもその人たちが買い占めなければ在庫はそこまでなくならないわけでしょ?」

波野人「まぁ、それはそうかもしれないけど・・・。」

只野人「本当に必要な人は買えない。でも、人の弱みに付け込む暇な人は大量に持ってる。」

波野人「暇な人?」

只野人「毎日朝から店に並んで買う暇がある?」

波野人「ない。」

 

只野人「でも、それはそれで幸せなことかもしれないんだよね。仕事なくならなかったわけだし。もしかしたら、その暇な人は仕事がなくなった人かもしれないし。」

波野人「それは確かに。」

只野人「うちの会社はコロナ流行りだしても給料も仕事量も変わらなかったもんね。」

波野人「会社潰れたり、仕事が激減したりって人たくさんいるんでしょ?」

只野人「そうみたいだね。国や自治体が補償してくれた業種はいいかもしれないけど、そうじゃなかったり、補償内容が実態にそぐわなかったりして、立ち行かなくなった人たちもいるみたいだもんね。」

 

波野人「足るを知る・・・か。」

只野人「!?」

波野人「なに?」

只野人「そんな言葉知ってたの?」

 

波野人「世界で一番貧しい大統領の好きな言葉なんだよね~♪」

只野人「その言葉、僕もすごく好きだから、君が知ってるのは意外だった。」

波野人「知ってて悪いですか。」

只野人「悪くはない。」

 

波野人「だってさ、食うに困らず、着るに困らず、寝る場所もある。こんなご時世だもの。普段バカなことばっかりやってる自覚はあるけど、少しは考えるよ。」

只野人「足るを知る。本当にそうだよね。仕事も無くならなくて、給料もらえて、住む場所もあって、贅沢ではないにしても食べるものにも困らない。」

波野人「こんな状況だから本当にそう思う。」

 

只野人「で、そんな時に自粛警察出現。」

波野人「多分自分の生活には困ってない人のような気がする。」

只野人「僕もそう思う。」

波野人「自粛警察の的になる人達って、別に感染症が広がってもいいって思ってるわけじゃないと思うんだよね。」

只野人「うん。やむを得ず営業を続けてる人の方が多いんじゃないかと思う。」

波野人「どっちかというと、インタビュー映像で見たパチンコ屋さんに並んでたお客さんの方がやばいと思った。」

只野人「どんな人?」

波野人「僕は死んでもいいんですよ!!って感じのこと言ってた人。」

只野人「あ~、感染してもいいから遊びたいってこと?」

波野人「そんな感じだった。自分のことしか考えてないな~って。」

只野人「でも、難しいところだよね。その人マスクしてた?」

波野人「どっちだったかな~?してたようなしてなかったような。」

 

只野人「もしマスクしてて、ちゃんと消毒してパチンコしてたらそれでもやばいと思う?」

波野人「でも、ただ遊びたいだけでしょ?」

只野人「もしその人が経済を回すためにパチンコしよう。って思ってたら?もしくは、お客さんが少なくなってしまった自分の大好きなパチンコ店に少しでも協力したいって思ってたら?」

 

波野人「みんながみんな自己中ってわけではないってこと?」

只野人「まぁ、自己中な人もたくさんいるとは思うけどね。」

 

波野人「飲食店、観光業、旅館、航空、鉄道とか大打撃受けてるんだよね?」

只野人「うん。その関連産業もね。」

波野人「なんか協力できないもんかな?」

只野人「とにかく、収入がないと生活できないから、少しでもお金をそういった産業に使うことが一番の協力なのかなと思う。」

波野人「でも、コロナウイルスは人が動くと広がるわけでしょ?」

只野人「うん。人が動いて、人が集まって、何かをすればウイルスは感染する確率上がるよね。」

 

波野人「じゃあ、どうすればいいんだろ?」

只野人「これは僕の個人的な意見だけど、国が影響のある業種をしっかり補償して、中途半端じゃなくて、一度ロックダウンくらいの厳しい施策をやるべきだと思う。少し減ったら緩めるみたいなことやってたら、減ったら増えるの繰り返しだと思うし、それを繰り返してる間に強烈な変異種が出てきたらそれこそ収集がつかなくなるんじゃないかな?毒性が強くて、致死率が恐ろしく高くて、感染力の強いウイルスになったらどうする?」

波野人「それは怖いね…。」

只野人「総理大臣とか、高級官僚とか、国民に自粛して欲しいなら自分たちが率先して自粛して欲しいと思うよ。」

波野人「示しがつかないもんね。」

只野人「ただでさえ、自粛してくださいって呼びかけが多くなりすぎて、みんな慣れてしまってるわけだし、ここでもう一度厳しくしなきゃいけないのなら国のトップがそんなことしてて一体だれが言うこと聞くのかな?って思ってしまう。」

 

波野人「それは言えてると思う。」

只野人「一気に片付けないといつまでも片付かないんじゃないかなって思う。」

波野人「いつにも増して熱いね。」

只野人「この一年本当にそう思ってたからね。」

 

波野人「早く前みたいに、好きなところに好きな時に行ける状態になって欲しいよね。」

只野人「本当にそう思うよ。」

波野人「そうじゃないと僕の推してる地下アイドルのライブも再開しないんだよ。」

只野人「普段なら冷たくあしらうとこだけど、色々なイベントも中止になったりしてるし、そういうイベントがいつも通り開催できる状態に早くなって欲しいね。」

波野人「心からそう思うよ。」

只野人「そんな中で普通に仕事できてるんだから、そろそろ仕事に戻ろうか。」

波野人「うん。頑張ろうかな。」

只野人「珍しいね。仕事頑張ろうって言うの。」

波野人「たまにはね。」

只野人「さ、仕事仕事。」

 

 

※この一年、たまたま仕事もなくならず、生活に困ることもなく暮らして来れました。

副業は大打撃を受けましたけど、本業は影響を受けなかったので普通に暮らして来れました。ゆとりがある人はゆとりがない人にできる協力をして、みんなで力をあわせてこのコロナ禍を乗り越えていけたらいいなって思ってます。

本当に、国政に携わってる人達にはこの難局をどうにか上手く乗り切る方策を考えて欲しいと思いますし、自分にできることはやろうと思ってます。

なんとか、少しでも早く前みたいに何も気にせず普通に生活できる状態になったらいいですよね。

 

広告の裏

普通の会社の普通の休憩室。

今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

 

波野人「お疲れ!!」

只野人「お疲れ様。」

 

波野人「ねぇねぇ。うちの会社のチラシ見たんだけどさ。」

只野人「うん。」

波野人「まぁ、うちの会社のチラシに限らないんだけど、なんで裏まで印刷するのかな?」

只野人「そりゃ、少しでもたくさん情報を載せたいからでしょ?」

 

波野人「裏紙に使えないじゃん!!」

 

只野人「裏紙にされたくてやってるわけじゃないし。」

 

波野人「だって、昔はチラシの裏に絵を描いたりしたでしょ?」

只野人「それはそうだね。」

波野人「最近のチラシって、ほとんど両面印刷だから全然使えないんだよね。」

只野人「今も裏に落書きしてるの?」

波野人「いや、だから、裏が使えるチラシがほとんどないんだってば。」

只野人「あれば落書きするの?」

波野人「たまに・・・。」

 

只野人「子供のころから変わってないんだね。」

波野人「少年の心を忘れてないのかもしれない。」

只野人「言い方ひとつでよく聞こえるから怖いよね。」

波野人「怖いって言わないの。」

 

只野人「・・・でも、裏が白いままにするのも悪くないかな。」

波野人「なんで?落書きできるから?」

只野人「うん。子供が落書きできるから。」

波野人「子供?」

只野人「そう。小さい子供ってクレヨンとかで色々なものに落書きするでしょ?」

波野人「まぁ、そうだよね。」

只野人「チラシの裏って結構使えると思うんだよね。落書き帳買ってきてもきりがないし。」

波野人「確かにそうだよね。いらない紙がたくさんあればいいんだろうけど。」

只野人「子供が使うってことは、親がそのチラシを残す可能性高くなると思わない?」

波野人「両面印刷よりってこと?」

只野人「うん。チラシを見ない家庭でも、裏が白なら残す可能性あるような気がする。」

波野人「捨てるんじゃない?」

只野人「いや。使えるものは使うんだよ。ただだし。」

波野人「やけに語るね?」

只野人「うちの身内が言ってたんだよね。」

波野人「なるほど。」

 

只野人「だから、あえて裏を白紙のままで小さい子供が見そうな絵をふんだんに使った子供に関係ある広告を打つと効果あるんじゃないかと思って。」

波野人「なるほどね~。」

 

只野人「まぁ、僕が考えることじゃないけど。」

波野人「提案してみたら?」

只野人「僕がすると思う?」

波野人「しないだろうね。」

只野人「しないね。」

波野人「・・・。」

只野人「・・・。」

波野人「さて、仕事戻ろうか。」

只野人「うん。仕事仕事。」

 

クラクション

普通の会社の普通の休憩室。

今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

 

波野人「お疲れ!!」

只野人「お疲れ様。」

 

波野人「今日さ~、納品でお客さんのとこに向かう途中見かけたんだけど。」

只野人「何を?」

 

波野人「やたらクラクション鳴らす人。」

只野人「そうなんだ。」

波野人「鳴らした人は直進ね!」

只野人「うん。」

波野人「で、対向車が右折するタイミング遅かったんだろうね。」

只野人「それで、クラクションか。」

波野人「そうそう!!それがさ、しつこいくらい鳴らすんだよね!!」

只野人「あ~、運転してるとたまにいるよね。」

波野人「でね、見てて思ったんだけど。あんだけクラクション鳴らせるってことは、普通に避けられるはずだよね?少しブレーキ踏んだらいいだけじゃないのかな?」

只野人「確かに。」

 

波野人「あれってさ、俺が進んでるのに何で前を横切るんじゃボケ!!っていう意思表示だよね。」

只野人「そうだね。もしくは、こういう奴にはこのくらいやらないと危ないってことが分からないから。みたいな感じかな?」

 

波野人「あおり運転ってさ、ああいうのから始まるのかな?」

只野人「クラクション鳴らされたとか?」

波野人「そうそう!!ちょっとしたことで腹を立てて始まるような気がするんだよね。」

只野人「それは確かに。あおり運転する人って、確かに血の気が多いんだろうけど、そもそもあおり運転してやろうと思って狙ってる人がいるかって言ったら、いても1%未満だと思う。」

波野人「だよね!!きっと何かきっかけがあるんじゃないかと思うんだよね。」

 

只野人「で、確かに正論だな~と、思うんだけどなんか君らしくないんだよね。何か後ろめたいことでもあるの?」

 

波野人「・・・・・・・・・・そう思います?」

只野人「クラクション鳴らしたの君?」

 

波野人「・・・・・・・・・・うん。」

只野人「で、後悔してるの?」

 

波野人「近づいたときに見えたんだけど、相手の車運転してるのが若い女の子だったんだよね・・・。しかも可愛かったんだよね・・・。」

 

只野人「大丈夫だよ。どうせ君とは何もないから。」

波野人「・・・・それはそうかもしれないけどさ~!!あんな可愛い子に怖い思いさせちゃったのかな?とか思うといたたまれなくなって!!」

 

只野人「若くて可愛い女の子じゃなければやっていいの?」

波野人「・・・・。」

只野人「これが、若くて可愛い女の子じゃなくて、ごつくて怖い洒落にならない人だったら今頃君は病院だったかもね。」

波野人「・・・それは嫌だなぁ。」

只野人「まぁ、何にしてもすぐに怒らない方がいいってことなんだろうね。」

波野人「うん。これからはあの子の顔を思い出して、こんなことしないようにしようと思う・・・。」

 

只野人「ちゃんと凹んでるね。」

波野人「本当に可愛かったんだもん。しかも、超目が合った。」

 

只野人「さっきも言ったけど、どのみち君とは何もないから安心していいよ。」

波野人「またそんなこと言う・・・。」

 

只野人「運転中は穏やかにしようってことで。」

波野人「はい。」

 

只野人「さて、仕事仕事。」

 

星に願いを

普通の会社の普通の休憩室。

今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

 

波野人「お疲れ!!」

只野人「お疲れ様。」

 

波野人「時々流星群って話題になるでしょ?」

只野人「そうだね。おうし座流星群とか、なんとか座流星群とか。」

波野人「そうそう!今度は何座流星群がくるのかな?」

只野人「4月のこと座かな。」

 

波野人「うわ~・・・。即答・・・。」

只野人「・・・聞いたくせに。」

 

波野人「4月の何日?」

只野人「22日~23日辺りらしいけど、あまりたくさんは流れ星見れないかもって。」

波野人「え~!!それじゃ困るんだよな~。」

只野人「なんで?」

 

波野人「もちろん願い事があるからだよ!」

只野人「流れ星が流れてる間に願い事を言うってやつ?」

波野人「そうそう!!」

只野人「何をお願いするの?」

 

波野人「教えない♪」

只野人「いや、別にそこまで興味もないからいいけど。」

 

波野人「あ~、ごめん!聞いて聞いて!!」

只野人「・・・。」

 

波野人「宝くじ当たりますように!!」

 

只野人「聞いてないけど?」

波野人「・・・。」

 

只野人「でもさ、流れ星ってなんで発生するか知ってる?」

波野人「なんか燃えてるんじゃないの?」

只野人「うん。宇宙の塵。」

波野人「塵?そんなのが燃えるの?」

 

只野人「普通に見える流れ星は宇宙空間にある数ミリ単位くらいの塵が、地球の大気に突っ込んだ時に起こる摩擦でとんでもない高温になって、その時に発生する光が流れ星。」

 

波野人「そうなんだ。」

只野人「らしいよ。」

 

波野人「へ~・・・。塵が燃えてるとこに願い事しても叶わなさそうだなぁ~。」

只野人「宇宙空間漂ってた物質が最後に放つエネルギーなんだからご利益あるかもよ?」

波野人「でも塵って言われるとなんだかな~。」

只野人「その前に、流れ星が見えてる間に願い事言える?」

 

波野人「そうなんだよね!!早すぎる!!」

只野人「ほぼ無理でしょ?大体どこに発生するか分からないものを探しながら、見つけた瞬間願い事を言うわけでしょ?しかも、見える時間なんか1秒にも満たないくらいだし。」

波野人「もうちょっと長く見えてくれたらいいのにね!!」

 

只野人「いや・・・。あまり長いのはダメでしょ。」

波野人「なんで?願い事ゆっくり言えるじゃん!!」

只野人「普段は数ミリの塵が燃え尽きる時に光るわけでしょ?じゃあ、光が長いってことは長い時間燃えるわけでしょ?」

波野人「うん。」

只野人「塵がでかいわけでしょ?」

波野人「まぁ、そうだよね。」

 

只野人「そんなに長時間光る塵ってちゃんと全部燃え尽きるの?」

波野人「!?・・・隕石・・・。」

只野人「うん。激しく長時間光る流れ星ってことは、地表まで降ってくる可能性高いよね。」

波野人「それはちょっと・・・。」

 

只野人「君だけに直撃するなら構わないけどね。」

波野人「・・・。」

 

只野人「でも、アメリカで実際に家の屋根突き破って、人に当たったって記録もあるみたいだよ。ほんとかウソかは分からないけど。他にも色々な国で隕石が当たったとかって記録あるみたいだから、冗談では済まないかもよ?」

波野人「え~・・・・。怖いね。」

只野人「予測できるんなら避けたり逃げたりできるけど、当たるかどうかなんて運だよね。」

波野人「確かに・・・。」

只野人「まぁ、そんなことに怯えてても生活できないし、当たったら当たった時って、あきらめた方がいいんじゃない?」

 

波野人「でもさ、アルマゲドンとかだと落下予測してなかったっけ?」

只野人「あれはでかすぎるでしょ・・・。そこそこでかい塵とかまで把握するのは無理だと思うけど。」

 

波野人「そうか~・・・。じゃあ、光がでかくてなかなか消えない流れ星見つけたらダッシュで逃げよう!!」

只野人「君の脚で逃げ切れるくらいなら怖くもなんともないよね。」

 

波野人「・・・。」

 

只野人「さて、仕事仕事。」

 

5、未来の話

普通の会社の普通の休憩室。
今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

波野人 「只野君、お疲れ様!」

只野人 「お疲れ様。」

波野人 「ねぇねぇ、未来の世界ってどうなるんだろうね?」

只野人 「唐突に何を。」

波野人 「いや、最近ネットとか見てると色々書いてあるじゃない?」

只野人 「例えば?」

波野人 「何か、産業革命がどうとか、AIで仕事が激減するとか、労働力不足で外国人が超増えるとか。他にも色々!!」

只野人 「なるほど。」

波野人 「それで将来がどうなるのか気になってるんだよ。」

只野人 「出生率が最低を記録した上に、亡くなる人の数は最高を記録したみたいだしね。」

波野人 「年金なんかもらえなくなるんじゃないかな?」

只野人 「全くもらえないことはないと思うけど、額が減ったり、もらえる歳が70歳からになったりとかはありそうな気がする。」

波野人 「昔は、5人の若者が1人の老人を支えてたんでしょ?」

只野人 「そうみたいだね。今は分母より分子の方が大きくなってきてるとか。」

波野人 「潰れちゃうじゃん!」

只野人 「その分を補填するために税金増えたり、国の借金が増えたりとかね。」

波野人 「それでさ、人が足りないから機械化を進めたら、AIが暴走してターミネーターみたいな世界になったりして!!」

只野人 「ないと言い切れないのが怖い。」

波野人 「でしょ?でしょ?」

只野人 「それにしても、今日はどうしたの?未来の心配なんかするような人じゃないじゃない?」

波野人 「ひどくないですか?」

只野人 「食堂のからあげの大きさが不公平とか、足の爪に詰まってるごみのにおいがくせになるとか、そんな話がメインじゃない?」

波野人 「・・・。」

只野人 「でも、色々変わっていきそうだよね。」

波野人 「車が空飛んだりするのかな?」

只野人 「作ろうとしてる会社はあるんじゃなかったかな?」

波野人 「乗ってみたい!!」

只野人 「僕はしばらく様子を見たい。」

波野人 「なんで?」

只野人 「自家用車が増えだした時のことを聞いたことがある。今より全然台数も少ないのに、交通事故の件数はかなり多かったって。」

波野人 「空で・・・。」

只野人 「死ぬよね?」

波野人 「・・・死ぬね。」

只野人 「エアバッグの代わりに、パラシュートかな。」

波野人 「戦闘機みたいにシートごとボン?」

只野人 「そうだね。」

波野人 「運転してたら遠くでパラシュートと黒煙が見えるとか?」

只野人 「嫌な画だ。」

波野人 「・・・。」

只野人 「でも、技術の進歩ってすごいから、意外と早いかもね。」

波野人 「空飛ぶ車?」

只野人 「うん。だって、高校生くらいまではポケベル流行ってたのに、一気に携帯になって、あっという間にスマホになった。全く想像してなかった。パソコンだって、ハードディスク2GBとかだったのに今は単位が違うもん。」

波野人 「薄いし軽いしね!!」

只野人 「そう考えると、今が過渡期なのかもしれないなって思えなくもないよね。人が道具を使うようになって、火を使うようになって、金属を使えるようになって、蒸気機関を使い始めて、電気を使えるようになって、原子力にまで手を出して。」

波野人 「次はどうなるんだろうね??」

只野人 「AIが知識を蓄えて、人が命令しなくても勝手に色んなことをできるようになったらターミネーターもありえない話じゃないような気がしてくる。」

波野人 「ドラえもん作って欲しいな!!」

只野人 「君らしい発言をありがとう。」

波野人 「どういたしまして!!」

只野人 「別に褒めてないけど。」

波野人 「・・・。」

只野人 「さて、仕事仕事。」

4、ふるさと納税

 

今週のお題ふるさと納税

 

普通の会社の普通の休憩室。

今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

 

波野人「ふるさと納税ってやったことある?」

只野人「ない。」

 

波野人「あれってどういう仕組みなの?」

只野人「例えば東京に住んでる人が、自分の故郷が地方都市だったとする。」

波野人「うん。」

只野人「税金って、都会に集まりがちだよね?」

波野人「確かに。東京都の税収えげつないんでしょ?」

只野人「うん。だから、自分の故郷とか、好きな地方都市とかに納税したいな~って人が、そうできるような制度。」

 

波野人「ん?よく分からない。」

只野人「え~と、地方の自治体に寄付したらその分が税金から免除される制度。」

波野人「どういうこと?」

 

只野人「好きなあちこちの地方自治体にふるさと納税を年間50000円したら、2000円は払わないといけないけど、残りの48000円は住民税と所得税から返ってきた上に、各自治体がふるさと納税してくれた人には返礼品を用意してる場合もあって、そうすると2000円しか払ってないのに色々もらえたりする制度。」

波野人「なんか得してない?」

只野人「うん。」

波野人「それはしないと損じゃない?」

只野人「そうだと思うよ。」

 

波野人「どこが一番お得とかあるの?」

只野人「どこって、どこの自治体ってこと?」

波野人「うん。一番もうけられるとこ!!」

只野人「・・・そういう考え方でやるのは制度の趣旨に反してる気がするけど。」

 

波野人「まじめだな~。結局みんな税金なんて払いたくないし、それで得するんだったらそれが一番いいじゃん!」

只野人「その返礼品が商品券とか、ふるさと納税集めみたいな自治体があった関係で一時期問題になってたんだけどね。」

波野人「商品券いいじゃん!!」

只野人「商品券はもうないんじゃないかな?」

波野人「えぇ~!!なんでやめたの??」

只野人「だから問題になったんだってば。」

波野人「じゃぁ、一番もうけるとこはどこ?」

只野人「ネットで見ればいいんじゃない?」

波野人「そんなの見れるの?」

只野人「還元率とか、金額順とか特集してるとこあるよ。」

波野人「え?」

 

只野人「牛もつ鍋10人前で10000円で、還元率109%とか。」

波野人「もうけてるじゃん!!!」

只野人「うん。そんなとこもあるよ。」

波野人「他にも色々あるの?」

只野人「探せばたくさんあるよ。」

波野人「只野君ならどこに納税する?」

 

只野人「福岡兼大刀洗町の辛子明太子1キロかな。」

 

波野人「なんで?」

只野人「だって、明太子好きだけど普段こんなにたくさん食べられないもんね。」

波野人「明太子を遠慮せずに食べたいってこと?」

只野人「うん。」

波野人「へ~、そういうとこあるんだね。」

只野人「どういう意味?」

波野人「いつも冷静だし、なんか冷めてるからそういう感覚ないのかと思ってたw」

只野人「一体僕をどんな人間だと思ってるんだろうね。」

 波野人「少なくとも大量の明太子で喜ばない人。」

只野人「喜ぶけどね。」

 

波野人「まぁ、明太子はおいしいもんね♪」

只野人「帰りに明太子買って帰ろうかな。」

波野人「食べたくなった?」

只野人「うん。」

波野人「僕も食べたくなったw」

 

只野人「・・・さて、仕事仕事。」

 

3、節分

普通の会社の普通の休憩室。

今日も普通の会社員、波野と只野が雑談しています。

 

波野人「お疲れ!!」

只野人「お疲れさま。」

波野人「ねぇねぇ!!そろそろ節分だよね?」

 

只野人「そうだね。」

波野人「もし僕に子供がいたら、鬼のお面かぶって喜んで豆ぶつけられるのにな!!」

只野人「まずは嫁さん見つけないとね。」

波野人「・・・うん。とりあえず、今年の2月3日は一人静かに歳の数だけ豆を食べることにするよ。あと、恵方巻を食べよう!」

 

只野人「今年の節分は2月2日だよ?」

波野人「え?節分は2月3日でしょ?」

只野人「いや、今年は違うよ。」

波野人「なんで?生まれてから今までずっと2月3日だよ?」

只野人「今年は違うんだってば。」

 

波野人「そんなことあるの!?だって節分だよ?2月3日でしょ?」

只野人「節分の定義は立春の前日なんだけど、今年は立春が2月3日だからだよ。」

波野人「え?じゃあ、僕が生まれてから去年までは立春が2月4日だったの?」

只野人「うん。」

波野人「なんで変わるの?祝日みたいなもんじゃないの?」

 

只野人「冬至とか夏至とか知ってるよね?」

波野人「風呂にゆず入れる日だよね?」

只野人「うん。冬至ね。」

波野人「それがどうしたの?」

只野人「その冬至とか夏至とかってのは一年を24等分したものの内の一つなんだけど、これは国立天文台が星の動きを観測しながら決めることらしいんだよね。で、一年は何日?」

波野人「365日。・・・当たり前でしょ?」

只野人「正確には365日よりも少し多いんだってさ。」

 

波野人「え?どういうこと?」

只野人「うるう年は知ってるよね?」

波野人「2月29日がある年でしょ?」

只野人「そうそう。なんであるか知ってる?」

波野人「考えたこともない。」

 

只野人「1年が365日ちょうどじゃないのに、1年を365日で計算し続けたらずれるでしょ?」

波野人「それは確かに。」

只野人「その調整してるらしいよ?」

波野人「・・・そうなんだ。え?でも、それと節分が関係あるの?」

只野人「だから、1年が365日ちょうどじゃないから、一年を24等分してる24節気ってのも時々ずれるらしいよ。その24節気の内の一つが立春だからその前日って決められてる節分もずれる。」

 

波野人「時々って、どのくらい時々なわけ?」

只野人「今回は124年ぶりなんだってさ。」

波野人「124年!?うるう年は4年に一回くるのに?」

只野人「僕に言われてもね。」

波野人「そうなんだ・・・。じゃあ、今年は2月2日に豆まいて、豆食って、恵方巻を黙って食べるわけか。」

 

只野人「まぁ、そうだよね。」

波野人「今年の恵方ってどっち?」

只野人「南南東らしいよ。」

波野人「鎹烏(かすがいがらす)が告げる方角だ!!!」

只野人「・・・。」

 

波野人「鬼滅の刃知らないの?」

只野人「・・・。」

 

波野人「これだけ話題になってるのに知らないなんて!!」

只野人「・・・。」

 

波野人「映画の興行収入なんて凄まじいんだよ?」

只野人「・・・。」

 

波野人「もうちょっと流行りものにも興味を持たないといけないと思うけどな~?」

只野人「・・・。」

 

波野人「確かに只野君は色々知ってるけど、こういうの疎いんだね~!」

只野人「・・・。」

 

波野人「大体いつも僕より知ってるけど、ジャンルによっては僕の方が知ってることがあっても仕方ないか♪」

 

 

只野人「・・・全集中すればいいのかな?」

 

 

波野人「!?」

只野人「さて、仕事仕事。」